害虫駆除-消毒工事

ゴキブリの特徴と生態

夜になると出歩いて菌類、樹液、朽ち木、動物の死骸やゴキブリ糞などを食べる雑食性の昆虫です。寒さや食物に困らない人間の住環境に進出する種類が現れ、残飯や動植物遺骸・人間の垢や毛髪などを食べます。体内に共生する微生物により、タンパク質などのアミノ酸体窒素に非常に乏しい食環境で生活できます。性質上、トイレ・排水口・下水道・台所などあらゆる場所を歩きますので、病原菌などを体に付着させ、それが食品に付着し食中毒などを起こす場合もあります。

シロアリの特徴と生態

コロニー(社会)の中で集団生活している社会性昆虫です。地中から侵入し日光などの光を嫌うので蟻道は光の当たらない床下などに作ることが多い。 また、木材を食害する場合、表面の皮1枚を残すため、見た目では気づかないことがほとんどです。家屋などに被害をもたらシロアリすのは、体の色が白い幼虫で、成長した羽アリが家の中から飛び立つようであれば、かなり被害が進行していると考えられます。

ネズミの特徴と生態

俊敏で用心深く非常に学習能力が高い動物で優れた環境適応能力があり、食生活は散食性で、ねずみ場所を変えながら少量ずつ何日もに分けて食べます。また、旺盛な繁殖力があり年間5~6回出産し1回に5~12匹の子供を産みます。決まった場所に大量の糞をし、その排泄物や死骸による悪臭の発生や直接噛まれたところからの細菌の感染、場合によっては電気の配線などがかじられ停電や火災の原因になるなど、ねずみによる被害は衛生的なものだけでなく、経済的にも精神的にも大きなダメージとなります。

ハエ、蚊の特徴と生態

ハエは日本全国に分布し、各地の豚舎・鶏舎・牛舎などの糞・ゴミ処理場の食品系ゴミ、 ビニールハウス内などの堆肥で発生します。成虫は汚物にとまり、病原微生物を付着・摂取し運搬するので、数が多ければ多いほど不衛生な環境といえます。蚊食品工場などの製造施設では、混入異物となる恐れがあるので注意が必要である。

蚊のほとんどの種が吸血性で、マラリア、フィラリア、黄熱、デング熱、脳炎などの危険な感染症の媒介者でもあります。普段の生息場所は屋外の草むらの中が多いので昼間、家の中で蚊を探してもほとんど発見できません。吸血嗜好性が強く、家屋内によく侵入する性質があり、夜間での被害が多く見られます。

ハチの特徴と生態

ミツバチは巣に集団でかたまって温めあい越冬します。 越冬した女王蜂は新しく巣をつくり、巣が最大に大きくなるのは9~10月頃で、 越冬することのない働き蜂は死滅ます。冬場に空の巣が残りますが、以前の巣を翌年に再利用することはありません。スズメバチ類は巣や縄張りの強い防衛行動をもち、凶暴で好戦的な性格であるためそうでなくても蚊のように好んで刺してくることも多く非常に危険です。蜂の接近に驚いて声高に騒いだり、はたき落そうとしたりすると、却って蜂が興奮してさらに危険度が増します。特にスズメバチの巣は出入り口が一つであり、巣の形からも他のハチと見分けることが可能であるが、巣に近づいたり蜂と睨み合ったりなどすると左右の大顎を噛みスズメバチ合わせて打ち鳴らし、「カチカチ」という警戒音を出し威嚇してくることもあるがこれは最後の警告の段階であり、それでもその場から立ち去らないと、仲間の蜂を呼び寄せて集団で攻撃してくるので危険である